2004年度決算特別委員会報告②

(産業振興関係)
●新しい制度である、農業ボランティアについて、都市における農業の重要性から、今後に向け、さらなる充実を提案しました。現在行っている、農業試験場江戸川分場、農協青年部と三者の連携で、ボランティアの育成や受け入れ農家とのマッチング、さらに、総合人生大学での講座開設などを具体的に提案しました。
(都市開発関係)
●東京の新たな公害・熱汚染とよばれるほど深刻な問題である、ヒートアイランドの対策は重要です。公共施設や民間の建物について、積極的に植樹や屋上緑化などを促進するよう提案しました。
(健康部関係)
●健康費においては、食品衛生や消費者にとっての食品安全対策に力を入れ、残留農薬の検査やアレルギー物質対策のさらなる充実を要望しました。
(教育委員会関係)
●区内すべての施設では、石けんが使用されている中で、学校給食調理業務における食器類の洗浄には、未だに合成洗剤が使用されています。特に、子どもたちに関わる給食だからこそ、ぜひ、石けんの使用を検討すべきと強く要望しました。
●また、江戸川区の地球温暖化対策をすすめる上で、学校施設での省エネは大きな鍵を握っています。(温室効果ガスに関しては、区内施設の25%を学校が占めています。)そこで、「省エネ」の環境教育を実践しながら、自治体の経費削減を推進すること、同時に、還元金で学校環境を整え、温暖化対策にもなる、メリットの大きい「50:50」の取り組みを要望しました。(稲宮須美の本会議質問を受けた提案)
●子どもたちへの教育面、また、アレルギーなどの健康面においての問題から、学校の校舎内や校庭などを含め、施設内での全面禁煙を要望しました。
(その他)
今年から、経費削減ということで、区役所の男性職員の制服だけが廃止になりました。そこで、今回の決算委員会では、女性の制服を継続すべきが否かの議論がされました。
・ 男性と同様に、経費面からも削減すべき。
・ 女性は、服装の種類もさまざまあり、職員としてふさわしくないものもあるので、制服のままがいい。
・ また、職員として自覚を持つためにも、経費にかかわらず、制服は廃止すべきではない。
など、賛否両論ありました。
市民クラブ、ネットとして、特に、男女平等の観点から、女性だけを特別扱いして、制服を継続することは問題があり、国や都の職員、企業なども制服はほとんど廃止している現在、女性の制服も廃止すべきであると意見を述べました。