ローテーション議員が活動する「未来プロジェクト」

「財政健全化法」を基に財政学習会を企画

東京・生活者ネットワークが、これまでに自治体議会に送り出してきた議員は146人になります。生活者ネットの議員は最長でも3期12年で交代するローテーションを実行し、この4月の統一自治体選挙においても、2期、3期でローテーション(交代)した議員は10人でした。現職議員の数は都議、区・市議合わせて55人ですが、議員経験者も含めると、ネットは地域の中でも大きな存在として位置づいているのではないでしょうか。
 江戸川でも、現在は2人の区議会議員が活動していますが、これまでに5人の議員を送り出し、それぞれが、ネットの運営委員として活動しながら地域活動をしている状況です。
 東京ネットでは、これまでにローテーションした議員が中心になり、ネットの活動の支援などを行うための「未来プロジェクト」という組織を立ち上げ、新人候補者の研修や政策テーマに沿った学習会などを企画、実施をしてきました。議員を経験してきたなかで蓄積した能力を活かす場として、自らが考え実践するためのしくみとして有意義なものにしていきたいと思います。
 今期の最初の活動としては、4月の選挙以降新たな活動がスタートするなかで、東京ネット運営委員会の依頼で財政学習会を企画、実施しているところです。まずは、自治体財政の健全化をすすめるために6月に成立した「財政健全化法」について、各自治体の財政関係の職員などにヒアリングをしながら集めた情報を共有し、法律について学習をすすめています。学習会については、東京ネットのHPにも掲載しています。
「財政健全化法」は議会にとっても重要な法律です。今後、どのような対応や提案を行っていくのか、地域の中でも共有する場をつくり、活動をすすめていきます。