総決算の年を迎えて

原点にもどり、議会改革をすすめます!

昨年末にはマンション耐震偽装問題やJR羽越本線での脱線事故、また、年明け早々には世界各地で山火事や大洪水などの災害が発生しており、これらは、人類の営みや社会のひずみがもたらす問題であると深く受け止めなければなりません。犠牲になられた方々に心からご冥福をお祈りするとともに、今年こそはもっと明るい年になるようにと願うばかりです。
昨年、江戸川ネットは、都議会議員選挙という大きな挑戦をしました。自治体議会に「市民の議席」をつくり、市民による議会改革や政策実現を目指すことが、ネットの第一の目的です。「政治に異議あり!」「きっぱり生活者」「子育て・介護は社会のしごと」「地域力・市民力」など、生活者ネットワークのスローガンは、私たちがめざす議会のあり方や社会のあり方を示しているものです。もう一度あらためて、生活者ネットの政治とは何か、また、活動を基に掲げている政策について、大勢の人々に伝えていきたいと思っています。

今年は、区議会議員にとって今期最後の年を迎えます。総決算の年ともいえます。現在、江戸川区議会では、「議員定数検討委員会」(前期につづいてさらに2議席減らすことを検討)と「議会運営検討委員会」が立ち上がり、ここ数ヶ月間集中的に議論することになっています。自治体議会として、本来果たすべき役割を基本に置き、さまざまな問題点を洗い出し、議会のあり方をあらためて議論すべきだと考えています。行政のチェック機能、政策立案、条例提案などの役割が十分果たせる体制であるのか、会議運営などができているのか、議会の情報公開が徹底されているのかなど、市民の視点で意見を述べていきます。審議の経過について、できるだけ情報を発信していきますので、ぜひご意見を寄せてください。

議会改革については、議員自らが改革への意志を持ち、これまでの慣習や慣例に立ち向かわなければすすんでいきません。議員個人や党の利益を優先させることをまったく否定するわけではありませんが、それらに縛られすぎることが政治状況を悪くしている原因であることには違いありません。江戸川ネットは、議員を職業化、特権化しないために、2期8年で交代することを実行しています。議会に「市民の議席」をつくることは、議会改革をすすめるためにも大きな意義があると考えます。

今年も生活者ネットワークへのご支援をどうぞよろしくお願いします。