今期、新しく「市民クラブ・ネット民主無所属」という会派を結成し、第2回定例会の代表質問に立ちました。冒頭では、4年間の区議会の活動において、特に「人権・環境」の視点を優先した考え方を政策または活動の基本とし、区政に関わっていくことを表明しました。以下、その質問の概要を報告します。
1. 環境施策について
①エコセンターのあり方は?
「エコセンター」は、市民が主体的に環境問題に取り組むための環境教育の場であり、地域活動を生み出すための拠点として位置づくものである。環境NPOや市民団体との議論を踏まえ計画するべき。運営もNPOが主体となることを提案する。ネットワーク型で、大勢の市民参加が促進されるような設置場所が必要だと思うがどうか。
答弁:新たな運営主体となるNPOを立ち上げる考えをもっている。ご提案の通り、「エコセンター」は市民が地域で活動を広げる拠点であり、ネットワーク型を考え、市民と行政との役割を明確にして環境対策を進めていく。
②「廃棄物会計」の策定と、市民への情報公開を。
昨年、「廃棄物会計調査」に参加したが、現在の「容器包装リサイクル法」のもとですすめられている容器のリサイクルに、行政の費用負担が70%にもなっていることがわかった。年間約100億円が使われている江戸川区のごみ処理とリサイクルの事業についても、その実態を市民に公開するための「廃棄物会計」の作成をすべきである。
答弁:ごみの発生抑制のためには「廃棄物会計」は必要だと思う。実施する方向で検討していく。
2.「男女共同参画」推進に向けた計画づくり
計画策定に向け、きめこまかな調査を実施すべき。また、策定のメンバーは男女半々で構成し、市民参加型で進めていく必要がある。
答弁:18年度の策定に向けて検討していくが、いろいろ知恵をいただきたい。男女半々の委員会というご提案については前向きに検討する。
4.「総合人生大学」設置について
長期構想で示されている「総合人生大学」は人々が技能を身につけ、地域に必要なしごとをつくり出していくことを目的としたものだと理解している。若者から熟年者まで幅広い層を対象にし、地域活動への参加につながるような講座を望むがどうか。
答弁:考え方はほぼ同じであり、カリキュラムなど、具体的なイメージを創っていきたい。講師についても江戸川区内の人材も含め、できるかぎり良い人材を確保していきたい。